被害事例と対策方法
ヤミ金の被害事例
消費者金融で借入ができなくなったので・・
昨年の暮れに急な出費が出費が続いてしまいました。
以前であれば、クレジットカードや消費者金融で補っていたのですが総量規制の関係で、消費者金融などからの借入れが困難になり、ネットで調べて申し込んでしまいました。
申し込んだところは登録番号などもあり、名称も銀行系を連想させるものだったので特に不審感も抱かず、向こうの聞かれるがままに実家の番号・夫の携帯や勤務先など答え、審査をしました。
すると、業者からは「ご新規のお客様なので3万円のご融資からです」と言われました。また、「信用実績を積んで頂いたのち、増枠や金利優遇等させて頂きます。」という説明も受けました。
3万円でも、急場を凌ぐためにはありがたいと思いお願いしました。
ところが、銀行に行き口座を確認すると、振り込まれた金額は1,5000円でした。
何かの手違いかと思い業者に連絡をすると「新規の信用取引はこちらにもリスクが伴います。当然、金利も一般的なものと比べ高くなります。加えて事務手数料・初回登録料などをご融資の中から引かせていただきますので1,5000円のお振込です。」という返答が帰ってきました。
その後は、返済日になってもあれやこれや色々と理由を付けられ完済できずに、毎週のように金利だけを搾り取られていきました。
借金も雪だるま式に膨れ上がり、もうダメだと諦めていた時に、ヤミ金対応の司法書士の広告を見つけて解決をお願いすることにしました。
藁にもすがる思いで相談した結果、今後請求なし(債務不存在)で決着が着きました。
ヤミ金の対策方法
登録業者かどうか確認しましょう
貸金業を営むには、各都道府県知事に登録申請をし、貸金業者として登録を受ける必要があります。
登録を受けず貸金業を営んでいる場合は、違法業者であるため闇金業者だと言えます。
貸金業者は営業所内に「貸金業者登録票」及び「貸付条件表」の掲示が義務づけられています。
融資を受ける際は、この登録の有無を確認しましょう。もし、登録の確認ができない場合は、その業者から絶対に借入れしないで下さい。
しかし、闇金業者の中には、貸金業登録を受けている業者もあります。
ただし、知事に届けている住所や電話番号はダミーで、実際には別の所在地、別の電話番号で営業をしている場合が多いようです。
金融庁のホームページでは、登録番号を検索できるサービスが用意されているため、そこで登録番号、知事に届け出をしている住所、電話番号等を入力すれば、その業者が登録業者かどうかは、すぐに判別出来ます。
条件が良すぎる融資話には乗らない
「審査が甘い」「ブラックOK」「即日融資」などの甘い謳い文句で集客している業者は、闇金である可能性が極めて高いです。
通常、このような好条件で貸してくれるところは、正規の貸金業者にはいません。
このような所からお金を借りて被害が大きくなるケースは後を絶ちません。被害を防止するためには借り手側が知識を付けて事前に予防するほか無いのです
利息計算、返済方法、手数料などについて正しく説明できる業者を選ぶ
貸金業者は、融資をする際に利用客に貸付条件などの法定事項について十分な説明をすることが前提になっています。
そのため、きちんとした説明を行わない、質問してもはぐらかすような業者からは借り入れをしないようにしましょう。